給食室から

★ 令和4年10月12日に調理員実技研修会を実施しました ★

 「調理技術の向上と伝承」を目的とし、給食のない日に研修を行っています。今年の研修は、「野菜の茹で方」「かつお節の煎り方」「落花生の甘煮の煮方」です。
 野菜の茹で方では、加熱条件の違いによる食味の変化を確認しました。歯ごたえのある茹で方、野菜の甘みが出る茹で方を確認することができました。料理によって茹で方を変えていきたいと思いました。
 かつお節の煎り方では、しょう油を入れない煎り方としょう油を入れる煎り方の比較しました。しょう油を入れて煎った方が、香りも良く、野菜とあえてもおいしかったのですが、しょう油を入れることにより焦げやすくなるので、十分注意して作りたいと思いました。
 生干し落花生の吸水について比較しました。生干しの状態4.5g(5粒)、一晩漬けた状態8g、二晩浸けた状態8.5gという結果でした。落花生の甘煮では、茹でこぼしてアクを取り、柔らかくなるまで水煮します。水煮でのポイントは、水の量や火加減です。豆が柔らかくなったら、調味料を入れるタイミングもポイントになります。豆の煮方について、全員で確認することができました。
 午後は、異物混入防止のグループワークを行い、危機管理意識を共有しました。
 これからも、給食室全員で、安全でおいしい給食を提供していきたいと思います。

     

     


★ 「調理技術の向上と伝承」のために調理員実技研修会を実施しました ★

 年に数回しか実施しない献立でも、全員が自信を持って調理できるように、調理のポイントやコツを研修しました。
 大豆の煮方では、前日水につけたものと当日そのままのものを比較しました。一晩水につけた大豆は、水を吸水しているので、乾燥大豆の2倍の大きさになっていました。豆が柔らかくなるまでの水煮時間に大きく差が出ました。
 寒天の煮溶かし方では、粉寒天を水で溶いたものと粉寒天と砂糖を混ぜたものを比較しましたが、ポイントは、粉寒天をしっかり煮溶かすことでした。
 だしの取り方では、昆布だしのうま味を出すために沸騰させずにゆっくり時間をかけて煮出すことがポイントでした。かつお削り節は、1分と3分のだしを飲んで比較しました。1分の方が甘みがあって味も良かったです。時間や火加減を全員で確認することができました。
 野菜を冷やす真空冷却機の使い方や洗い方など、機械のメンテナンスについても研修しました。
 このようなことを給食のない日に研修しています。これからの調理作業に生かし、より安心安全でおいしい給食を作っていきたいと思います。

     

     


★ 富士市の学校給食名物「サイダーかん」を作ってみよう ★

 サイダーのシュワシュワ感がたまらないと子供たちに大人気の「サイダーかん」は、富士市だけの学校給食のオリジナルデザートです。  50年以上前に富士市の学校に勤めていた栄養士さんが、幼い頃に母親がおやつとして作ってくれた「サイダー寒天」を思い出し、給食で出したところ大好評で、試行錯誤を繰り返し、次第に富士市中の給食室に広まったそうです。富士市の学校調理員は、寒天液とサイダーを混ぜる温度やタイミング、混ぜ方等の感覚を時代とともに受け継ぎ、さらなる研究・改良を加え、現在では、定番のデザートとなっています。  例年、給食のない夏休みを利用して、学校調理員たちが小学生を対象に「給食カレー」や「サイダーかん」を作る調理実習を行ってきましたが、コロナ禍のためそれができません。そこで、ご家庭でも簡単にできる「サイダーかん」の作り方をご紹介したいと思います。夏休みにぜひ作ってみてください。シュワシュワ感は時間とともに消えてしまうので、早めに食べてみてくださいね。

     

     

※下の「サイダーかんレシピ」を印刷したいときは、こちらのpdfファイルをお使いください。別ウィンドで開きます。


日々の給食

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