研究
「全員が参加する授業」
1.研究テーマにあたって
昨年度までの研修を通して、授業を大切にしようという意識が教員と生徒の中で共有できるようになってきました。しかし、実際の授業の中では、学力差があったり、授業への意欲がなかなかもてない生徒がいたりするのも現状です。授業を大切にしたいという教員の思いと、授業を頑張りたい生徒の思いをかたちにするために、今年度は、「全員が参加する授業」を目指していきたいと思います。全員とは、教師も含めた教室にいる全員を指します。全員が参加するためには、教師がどの子も見捨てない、逃がさないこと。生徒が学びから逃げないことが必要であると考えます。
2.研修の方法
●教員
@ 生徒が学びたい、やってみたい、知りたい、と思えるような課題設定を行う。
A 1時間の中に、ペア、グループなどのかかわり合う場と全体で共有する場を設定する。
B 関わり合いがうまくもてない生徒やグループに関わる。
C 見届け
●生徒
@ 教師・仲間の発言に耳を傾ける。(聴く)
A 「わからない」「教えて」「助けて」を言う。(訊く)
B みんなで学び合う。逃げそうな仲間を見捨てない。
学びの約束
・授業の内容に関係のあることを話す。
・先生や友達の話を聴いて、自分の考えをもつ。
・困ったら、「分からない」「教えて」「助けて」を言う。
・訊かれたら、相手が「分かった」と言うまで丁寧に説明する。